2019-01-01から1年間の記事一覧
今日は冬至。 今年も例年通り紅豆湯圓をいただきました。 旧暦で初めて満月が出る元宵節とともに湯圓を食べる冬至。 なぜ冬至に湯圓を食べるかについて、特集がありました。 jp.taiwantoday.tw
12日の午後に急に飛び込んできた、遠東航空の運航停止のニュース。そのニュースをウォッチしていたところ、出てきた「烏龍」の文字。 news.ebc.net.tw 「烏龍」といえば、真っ先に思いつくのは黒い龍の形から名付けられた烏龍茶。続いてうどんの音訳である烏…
覚えておきたい中国語、謝罪の言葉 台湾華語(中国語)を勉強すると、日常的には「不好意思」をよく使うのですが、実はちょっと軽い言い方だったりします。 日本語のニュアンスとしては「ごめん」という感じでしょうか。 ちなみに「pháinn‑sè(歹勢)」とい…
新聞などを読んでいると、たまに「〇年級」という表現に出くわすことがあります。 一般的な中国語では「〇年級」は「〇年生」という日本語訳ですが、下の引用記事に「七年級生珍貴回憶!」(7年生の輝かしい思い出)とあるように素直に7年生と訳してしまうと…
宝石店の前にあった看板30分19,800元からって、サプライズ演出プランと思っていたところ、「○○分」とは日本語で言うところの「○○カラット」らしい
今回もInstagramで知った故事成語より 冒頭の「人在漢心在楚」 後に頻出する「楚」にかけて、「身在曹營心在漢-身は曹営に在れど、心は漢に在り」という故事成語をもじったものですが、実はかなり熱い成語です。 出典は『三国志演義』です。 敵将曹操に投降…
意外に見落とされがちな語学学習の肝; 文化や歴史的な背景を知ることもとっても大切 知り合いのInstagramを見ていた時にそれを痛感しました。 そこにあったのは「朝秦暮楚」という四字熟語秦と楚が取り上げられているので、恐らく戦国時代のことだろうなと…
中秋の名月といえば、日本では月見団子ですが、台湾では月餅とBBQが代表的な季節の食べ物となっています。 中秋節の前後には軒先や道端でワイワイとBBQをする光景が広がり、ニュース番組ではBBQの注意点などに関するニュースが流れます。 月見とBBQ、少し似…
スーパーで会計した時にレジの隣で割引されて売られていた「蘋果麵包」(りんごパン)。 気になったので、買ってみたところ、素朴でやや甘めなパンで、りんごっぽさは全くありませんでした。 原材料表示を確認しても、りんごの文字はありませんでした。 1959…
今年も七腳川部落の豊年祭に参加してきました。 その際に七腳川部落の南方にある壽豐で七腳川事件110周年を回顧する展示があるとのことで、現在までに続く七腳川事件の影響を学ぶために足を運んできました。 アイデンティティの喪失と模索 そんな言葉しか見…
花蓮近郊の代表的な観光地、慶修院。徳島県・吉野川沿岸からの移民を中心に形成された移民村・吉野村の信仰の中心として、大正6年(1917)に「真言宗吉野布教所」として開かれました。 吉野村は台湾東部の代表的な移民村ですが、その前史には日本の官憲とア…
今年1月の大學學科能力測驗(センター試験に近い試験)のが行われる朝に蔡英文総統が投稿したインスタグラムが物議をかもしました。 www.instagram.com 消しゴムを指す「擦子」という単語について、呼び名が違うと議論になり、果ては総統自らオンライン上で…
台湾のスーパーをのぞくと、「壽司米」なるお米が売られています。 調べてみると、寿司を作るのに適したお米のことを指しているようなのですが、台梗9號という品種のお米も指しているようです。 この台梗9號は台湾が経済成長を遂げ、米消費量が減少に転じた…
今回は不思議な野菜名シリーズ。 台湾でゆで野菜を注文する時に「A菜」という青菜を見聞きすることがあります。 このA菜は本来本島萵苣、台湾萵苣、台湾萵菜と呼ばれ、結球しないレタスの品種の一つです。 かつては鴨などの餌として使われたことから「鴨菜」…
数年前にマクドナルドでハンバーガーとドリンク類の組み合わせを50元で販売する「銅板輕鬆點」というミニセットが始まりました。 www.mcdonalds.com.tw 「輕鬆點」というのはお手軽なセットという意味合いだというのは何となく分かったのですが、「銅板」と…
台湾のB級グルメに「下水湯」なるものがあります。 日本人的には吐き気を催しそうなものですが、中国語においては「下水」は動物の内臓(モツ)を指します。 台湾では、特に鶏や鴨の内臓を指すようで、牛モツなど、他の動物の内臓は牛雜など、「雜」の字を使…
台湾みやげとして人気の台湾茶。 専門店では、凍頂烏龍茶や東方美人茶など、いろんなお茶が並びます。 台湾茶がなぜ美味なのか。 その美味たる理由については高温多雨の気候や高山での栽培などが紹介されることが多いですが、植物学的にはもっと違った見方が…
好きなラジオ番組のFacebookのタイムラインにタピオカナビゲーターの梅村実礼さん出演との記事。 www.facebook.com リンク先のサイトはタピオカ愛にあふれていて、正しいタピオカのお勉強ができます。 www.tapioca-navi.jp
今年も端午の節句が近づいてきました。 それに合わせるかのように目にしたり、飛び交ったりするのがちまき。 中国古代屈指の詩人で端午の節句にあたる旧暦の5月5日に入水自殺した屈原の弔いとその屈原の亡骸を魚が食べないようにとのことで、竹筒にご飯を入…
台湾人学生から見たら、日本の高校は不思議だらけかも。 そんな台湾人学生から見た日本の高校生活をこの動画で紹介されています。 #丁小雨 youtu.be
今回は音訳が生んだ悲劇の単語。 ゆで野菜を頼むと、「大陸妹」という青菜が出てくることがあります。 この野菜、福山萵苣というレタスの仲間で、食感もレタスらしいシャキシャキ感を感じられます。 さてその愛らしいネーミングについてはやはり台湾語が関わ…
前回に引き続き、音訳が生んだ不思議な単語。 日本でもお馴染みのキャベツ、台湾では「高麗菜」と表記されます。 「高麗」というと、朝鮮半島や韓国を連想しますが、その由来を調べるとどうもそうではないらしいのです。 台湾にキャベツが持ち込まれたのは17…
留学ビザなどの申請でお世話になる移民署。 その近くに傻瓜乾麵、日本語で「バカ麺」なるものを看板に掲げる食堂があります。この不思議な名前の麺を注文すると、茹で上がった麺にラードとネギがかけられたものがサーブされます。これに烏醋(ウスターソース…
台湾の朝食店で見かける「油條」。 先日台湾人の友人から油條にはずるい人間、悪賢い人という意味もあると教えられました。 さっそく辞書で「油條」の項を調べると、次のように記載されていました。 ①也叫「油炸果(兒)」,是一種油炸的發酵麵食。 (「油炸…
台湾では「松坂豬」すなわち「松坂豚」というものをお目にかかる機会があります。 一瞬「松坂牛」と目を疑ってしまうのですが、さにあらず、正真正銘の豚肉としてサーブされてきます。 この「松坂豬」、どの部位の肉かというと、頬・下あごから延びる首の部…
近年ステレオタイプとなりつつある台湾の「親日」。 しかし前回指摘したように日本統治時代を扱った歴史映画では、親日とは程遠く、日本人・日本権力が抑圧者として描かれることがあります。 どうも台湾人の深層心理としては、必ずしも積極的な評価をしてい…
台湾に来て間もないころ、宣伝につられて、「大稻埕」という歴史映画を見ました。 youtu.be ストーリーとしては、昭和天皇の外遊が行われた日本統治時代にタイムスリップして、台湾独立などのために尽くすという筋。 見ていて気になったのは、日本人の描かれ…
ラーメンに餃子 日本人にはおなじみのこの組み合わせは中華圏の人間にとって不思議な組み合わせに映るようです。 初めて中国へ行った際に、水餃子と一緒にご飯を頼んだら、一緒にいた友人からご飯も頼むなんておかしいと言われ、大きなカルチャーショックを…
「台湾に木造建築はあるんですか?」 これは以前に台湾の建築について質問された際の言葉ですが、この質問を通じてあることに気づきました。 建築文化上、台湾では大きく3つの建築様式が併存しているといえます。 すなわち、先程の木造、レンガ造り、鉄筋コ…
最近注目の台南 その台南の隠れた庶民グルメが「牛肉湯」(牛肉スープ)で、これを食さずして台南を語ることなかれと言いたくなるほどの美食 さてその牛肉湯を求めると、「溫體(牛)」の字が目に飛び込んでくることがあります。 これは前の晩や深夜に絞めて…