銅板の価値
数年前にマクドナルドでハンバーガーとドリンク類の組み合わせを50元で販売する「銅板輕鬆點」というミニセットが始まりました。
「輕鬆點」というのはお手軽なセットという意味合いだというのは何となく分かったのですが、「銅板」というのが分からずに知り合いに聞いたところ、どうも安いとか、リーズナブルという意味合いでした。
その後も台北駅前の予備校街に連なる食堂街でも「銅板」を掲げるところがあり、なぜ銅板なのか不思議に思っていました。
実はその答えは辞書にありました。
『新編國語日報辭典』によると、次の通り説明があります。
銅元的俗稱。
(銅貨の俗称)
出典:『新編國語日報辭典』
これによると、本来は銅銭の意味を指し、今日では貨幣を指すことが多くなったとあります。
つまり支払いが貨幣だけで済むもの、すなわちその機能性に注目し、リーズナブルなものという意味合いが引き出せます。
日本語的にはワンコインに近いニュアンスでしょうか。