台湾では「松坂豬」すなわち「松坂豚」というものをお目にかかる機会があります。
一瞬「松坂牛」と目を疑ってしまうのですが、さにあらず、正真正銘の豚肉としてサーブされてきます。
この「松坂豬」、どの部位の肉かというと、頬・下あごから延びる首の部分の肉で、1頭あたり500~600グラムしか取れない貴重なもの。
日本語の表現でいうと、「豚トロ」がこの「松坂豬」にあたります。
名前の由来ですが、やはり松坂牛を念頭にしたことは間違いないようで、「松坂牛のようにおいしい」という意味合いで、「松坂」の字をかぶせているようです。