今日まで新年
元宵節の今日、出入りの運送屋さんより新年のあいさつに続いて、「新年は今日までだよ」と言われました。
日本人としては三が日もしくは7日まで、勤め人としては正月休み明けまでが新年という感じですが、台湾では人によってはどうも違うようです。
元宵節は旧暦の正月15日にあたり、各地でランタンフェスティバルが行われたり、湯圓(白玉)を食べたりして過ごし、確かに気持ち的に新年ムードも一服するという感じがする日でもあります。
ちなみに調べてみると、日本でも小正月の15日までを松の内、すなわち新年と捉えるところがあるようです。
太陽暦で生活する現代人にとってはピンときませんが、旧暦すなわち太陰暦の15日とは満月になる日です。
想像するに、春節以後満ちてゆく月を豊穣と捉え、日に日に満ちていく月にその年の豊作、豊漁を仮託したのではないかと思います。
逆に十五夜では月にその年の収穫を感謝するのも、月を豊穣の象徴と捉えていたからではないでしょうか。
ちなみに今日は250年に1度のスーパームーンと報道されていますが、台北市内は徐々に湿度が高くなり、月は文字通り雲隠れ状態です。